ブラックスワン上
- 作者: ナシーム・ニコラス・タレブ,望月衛
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/06/19
- メディア: ハードカバー
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前作『まぐれ』を読んで
それこそ「カルチャーショック」に近い衝撃を受けたので
発売日前に予約まで入れて買った本
わざわざ予約までしたと書いたのは
本を予約までして買ったのがこれが初めてだったからw
前評判通りの面白さだったデス。
まだ上しか読めてないけど 上だけでも付箋の数が尋常でない
大抵の本は紙1枚に マインドマップっぽいものを書いてまとめたりするんだが
こぉ付箋の箇所が多いとなぁ(苦笑
んで、これを読んだあと ネットなどで最近 『ウェブはバカと暇人のもの」
の話題が再燃してるのを確認
これ、ブラックスワンの『第5章 追認、ああ追認』を読んだあとだと
題名を見ただけで 『スルー決定』になりました。
チョビットだけ 第五章引用
「テロリストはほとんど皆イスラム教徒だ」という命題と「イスラム教徒は
ほとんど皆テロリストだ」という命題を取り違える人は多い。仮に、一つ目の命題が真で、
テロリストの99%がイスラム教徒だとしよう。それなら、イスラム教徒のうちテロリストは
0・001%にすぎないことになる。
イスラム教徒は10億人以上、そのうちテロリストはたぶんだいたい1万人ほどしかいないからだ。
10万人にたったの1人である。論理的な誤りのせいで、でたらめに選んだイスラム教の人が
テロリストである可能性を、(知らない間に)5万倍も過大に見積もってしまったのだ!
(中略)
「保守派の連中はだいたいバカだと言うつもりは決してない。言いたいのは
バカの連中はだいたい保守派ということだ。」
これを 置き換えると
『ウェブはバカと暇人のものではない、バカと暇人はだいたいウェブを使ってるということだ』
こうなるよね
ブラックスワンを読んだ後だと、この違いの大きさがよくわかる。
私の結論としては、
ごく一部の、バカと暇人がウェブをやっているからって
ウェブがバカと暇人のものになるって論理は 書いた人がバカだから無視しても大丈夫。
こうなったw
ブラックスワン オススメです